補綴前矯正治療（補綴と矯正の総合治療）

他院（一般歯科）からの紹介で来院された患者さんです。

上顎前歯（中切歯）２本が虫歯と歯周病により抜く予定という事で、補綴治療前の矯正治療を担当しました。

抜いてその位置に歯を作る方法

①インプラントによって歯を作る（インプラント補綴）
②矯正治療により抜歯した歯を移植した後、歯冠の形を修正する（移植＆歯冠補綴）
③部分入れ歯を入れる（義歯補綴）
④前後の歯を削って、ブリッジにして歯があるように見せかける方法（ブリッジ補綴）

お勧めは①②ですが、②を行うこととなりました。

矯正治療では、小臼歯抜歯による治療を行いますので、下顎の抜歯した小臼歯を上顎の前歯の部分へ移植を行った後、移植した小臼歯に矯正装置を付け、動かしました。

マルチブラケット　動的治療期間　２年６か月　調整回数２７回

矯正での動的治療後（矯正装置を外した後）、紹介医院さんで、歯冠形態の修正（セラミック補綴）を行っています。

治療前の前歯の開口状態は解消され、歯の移植と補綴により歯の欠損部分も改善しています。